社長ご挨拶
当社は、2000年に創業以来、大部分を海外に依存する穀物の
海上輸送の仲介業務と、穀物を輸送する外航本船の代理店業務
に従事してまいりました。
これもひとえに株主の皆様や多くのお取引先の皆様、その他
たくさんの皆様のご支援の賜物と感謝申し上げます。
日本の穀類の生産量は、年間約930万トン(内お米850万トン)
ですが、輸入量は約2600万トン(内トウモロコシが1600万トン)
5万トン積載するスープラマックス型バルカー換算で、年間約520隻
にも相当する量です。 一方で輸出はお米の200万トン。
穀類の日本の自給率は3割にも足りません。
(平成22年度農水省ホームページより)
このように日本の穀類は海外に依存していますが、その穀物相場は
天候や需給見通し、投機資金、各国の食糧政策等によって激しく乱高下します。
同様に海上運賃も、貨物船の需給状況や、積み揚げ港の状況、投機筋の参加等
で大きく乱高下します。
この10年間で海上運賃は、代表的なガルフジャパン(アメリカ、ニューオーリンズの
穀物輸出エレベーターから日本の各港の輸入サイロまで)のトウモロコシの運賃で、
2001年につけたトン当たり(1000キログラム)16ドルという安値から2008年につけた
歴史的最高値135ドルの間を乱高下いたしました。
私どもはこの乱高下する海上運賃市場を的確に把握し、穀物輸入会社の皆様や
船会社の皆様に、精度の高い情報を提供し、円滑な商取引と輸送業務のアシストを
通じて、社会に貢献する事を目指し研鑽を積み、その実現に努めてまいります。
皆様のご支援とご愛顧を、これからも引き続き賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 寺西 孝
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